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創造性と開発力

今までにないものを生み出す開発力

大手自動車メーカーの金属加工からはじまり、いまやステンレス製品において高いシェアを誇るメーカーへと発展を遂げたWAKOグループ(ワコー・和光製作所・和光エンジニアリング)。ステンレス浴槽やステンレスキッチンなどの住宅設備システムから、原子力機器、大型タンクまで、幅広いステンレス製品・ステンレス機器を開発・製造しています。 こちらのページでは、WAKOグループが成長した道程、何もないところから生み出す開発力の根底をご紹介いたします。

日本初の自動ステンレス研磨装置の開発

ステンレスシンク・ステンレス浴槽の自動研磨機。
これがWAKOグループ(ワコー・和光製作所・和光エンジニアリング)が世間に名を広め、業界を近代化へと導くきっかけとなりました。 WAKOグループの自動研磨機が開発されるまで、ステンレスシンク・ステンレス浴槽の製造には、時間とコスト面でお客様にも製造元にも大きな負担がかかっていました。
ところがWAKOグループが日本で初めて自動研磨機を開発したことにより、ステンレスシンク・ステンレス浴槽の常識が一転。手作業よりも早く正確で、高品質なステンレスシンク・ステンレス浴槽を研磨することができるこの研磨機は、絶大な支持を得ました。
溶接と研磨によって一切の無駄をなくしてコスト面にも配慮したこの自動研磨機は、時代の流れに乗り、市場のニーズに応え、業界を席巻し、以後のステンレスシンク・ステンレス浴槽製造工程の新しい道筋をつくったのです。 また、この自動研磨機をライン化し、プラントとして売り出すことにも着手。WAKOグループは、常に時代の先を行き、ニーズの一歩前にいる姿勢を維持しています。

ステンレス浴槽の量産化

このステンレスシンク・ステンレス浴槽の自動研磨機によって、これまで特注品でしか製造できなかったステンレス浴槽を量産化することに成功しました。
WAKOグループ(ワコー・和光製作所・和光エンジニアリング)のコンセプトである「世の中にないものを生み出す」、この思いが実現し、ステンレスシンク・ステンレス浴槽マーケットを席巻するまでに至ったのです。 その結果、日本のキッチン浴槽市場に大きく貢献した功績が認められ、現在WAKOグループの和光製作所はキッチンバス工業会の理事を兼任しています。

人工大理石量産システムの開発

WAKOグループの創造は、ステンレス製品・ステンレス機器だけにとどまっていません。メーカー様のご要望にお応えし、樹脂の新素材である人造大理石を開発しました。
その人造大理石から生まれたものが、デザイン製の高い人造大理石浴槽です。 かつて人造大理石浴槽の生産においては、1日に1台しかつくれず、100度近いお湯が入ると製品自体が破損してしまうという現状でした。 ステンレス浴槽の量産に携わってきたWAKOグループでは、プラントメーカーの技術・経験を生かし、人造大理石浴槽の生産方法、生産技術の開発からはじめました。

WAKOグループが取り入れた製法は「中温成形」。100度近い温度で、型の中で樹脂を加熱し、固めてしまうという成型方法です。
この方法であれば、1台につき約2時間くらいで完成し、1日で4個の生産が見込めます。かつての生産方法にくらべて生産量が4倍に上がりました。また、製造過程で高温を経験しているので、100度のお湯を注いでも変化がなく、品質も安定しています。 この新たな素材そして、製品の量産化といった開発も、これまでの市場のあり方を大きく変えるきっかけとなりました。

WAKOグループ(ワコー・和光製作所・和光エンジニアリング)が目指すフィールドは、エネルギー関連の事業分野にまで広がりました。
地球環境保全の対策エネルギーとして注目が集まっている蓄電池の本体ケース。非常に過酷な使用環境に耐える特殊構造の容器を生産。エネルギー関連の事業分野に大きく貢献しました。

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  • デザイン浴槽・ユニットバスを展開するブランド「スピリチュアルモード」